住宅総合調査協会ブログ

外壁や屋根の塗替えの必要性~塗料の特徴から選び方まで

目次

  1. 塗替えをする必要性
  2. 塗料選びについて
  3. ラジカル塗料・フッ素塗料・ハイブリッド塗料の特徴
  4. 塗装の時期が分からなければ住宅総合調査協会に調査依頼を
  5. 「外壁や屋根をそろそろ塗替えないと…」

    「でも塗替えって本当に必要なの?」

    「塗料がたくさんあってどれがいいのか…」

    「塗替えっていつやればいいの?」

     

    外壁や屋根材の塗料の塗替えについては、みなさん気になりつつもこのように感じていることが少なくありません。

    しかし塗装は家を守るとても大事な役割があります。

     

    ほったらかしにしておくと最悪の場合には、雨漏りなどをはじめ、大きな影響を受けてしまうことがあります。

    とはいえ塗料にはさまざまな種類があり、どれを選んでいいのか分からないという方も多いでしょう。

     

    ここでは塗料の塗替えの必要性をはじめとして、塗料の選び方や特徴についてお伝えしていきます。

     

    また「塗装の時期が分からない」などと塗替えについてお悩みであれば、住宅総合調査協会にご相談ください。

     

    塗替えをする必要性

    外壁や屋根の塗替えは、美観が損なわれるといった問題だけではなく、外壁や屋根自体を守るためで必要性は高いといえます。

     

    外壁や屋根は雨水の影響を直接受け、風によって汚れが付着し、直射日光が当たって紫外線の影響を受けてしまいますから、内装では起こらない経年劣化が見られます。

    もちろん新築の際には、外壁や屋根材に塗装が施されています。

     

    ただし塗料には耐用年数がありますから、いずれは外壁や屋根を守れなくなってしまいます。

     

    もしも保護できない状態になっているのであれば、外壁にヒビが入ってしまい、材木を腐食させてしまったり、鉄をサビさせてしまったりし、大きな損傷を与えてしまうことがあるのです。

     

    つまり塗料の塗替え時期に適切に対応していれば、本来の機能を取り戻すことができ、いつまでも安心して生活することができるようになるのです。

     

    塗料選びについて

    塗料は外壁や屋根材によって種類を変えなければなりません。

     

    最近ではさまざまな種類の塗料が用意されていて、用途によって使い分けることで高い効果を発揮し、より長持ちさせることができます。

     

    ただあまりに塗料の種類が多く、実際に塗装業者に見積りしてもらうと、さまざまな塗料を提案されることがあり、よく分からないということも少なくありません。

    そのため近年特に人気のある『ラジカル塗料』『フッ素塗料』『ハイブリッド塗料』の3つの塗料について、ご紹介していきたいと思います。

     

    ラジカル塗料・フッ素塗料・ハイブリッド塗料の特徴

    外壁や屋根において一般的に活用されているのが「シリコン塗料」で、耐用年数は10年程度であると考えられています。

    色落ちや汚れに強くコストパフォーマンスが高いので、親しまれている塗料となっています。

     

    しかし近年ではさまざまな塗料が開発されており、さらに性能の良い塗料も活用されるようになりました。

    一般的なシリコン塗料と比較すると、シリコン塗料<ラジカル塗料<フッ素塗料<ハイブリッド塗料の順番で、ハイブリッド塗料が一番高性能塗料となっています。

     

    それぞれの塗料の特徴をお伝えしましょう。

     

    ラジカル塗料

    ラジカル塗料は、雨風や紫外線によっても影響を受けにくく耐久性が高いことが特徴です。

    チョーキング現象が起きにくく、ひび割れ(クラック)を防ぎ、外壁からの雨漏りなど住宅に対する悪影響を抑える効果があります。

    一般的なシリコン塗料をベースにした塗料で、高耐候酸化チタンと光安定剤といった特殊な成分を配合することによって性能を高めた塗料となっています。

     

    それでいて安価ですから、利用されることが多くなっています。

    ラジカル塗料は塗装面が劣化した際に起こる『チョーキング現象』が起きにくいと言えます。

     

    チョーキング現象とは、雨風や紫外線によって塗料が分解され、外壁を触った時に白い粉がつく状態を指しています。

    塗装面が劣化すると、当然ながら住宅の耐久性や防水性など本来の性能が低下していることになります。

    最悪の場合、基礎にひび割れ(クラック)が発生してしまい、外壁からの雨漏りなど住宅に重大な影響を与えてしまう可能性もあるのです。

     

    フッ素塗料

    フッ素塗料とは、塗料の主成分がフッ素である塗料のことで、耐久年数がシリコンよりも長いと考えられています。

     

    スカイツリーやレインボーブリッジでも使用されている塗料として知られています。

    その他にもビルや商業施設など大型施設においてよく使用されている塗料です。

     

    商業施設の構造上、どうしても容易に施工できない場合もあるため、耐久性の高いフッ素塗料が選ばれているのです。

    そのような特徴から「耐熱」「親水」「防カビ」「防水」などに優れているといえ、塗替えすることで住宅の性能を高めることができます。

    いつまでも美観を保ち、住宅を守りたいという方におすすめできる塗料です。

    とはいえ一般の住宅で使用する場合、どうしても価格面の問題が発生します。

     

    そのため劣化が早い屋根など限られた部分でフッ素塗料を使用し、外壁はシリコン塗料を使うなど、使い分けて塗ることが多くみられるようになりました。

     

    ハイブリッド塗料

    ハイブリッド塗料とは、従来の有機塗料と無機塗料の成分をみ合わせて作られた塗料で、成分の短所を補うことによって、成分の長所を最大限に発揮できるものとなっています。

     

    無機塗料は『劣化に強い』『美観が長持ちする』といった長所を持っている反面、柔軟性が低く『ひび割れ(クラック)しやすい』といった短所があります。

    有機塗料は『コストが安い』といった長所がありますが、『経年劣化しやすい』という短所があります。

     

    ハイブリッド塗料はこれらの長所をあわせもっている塗料ですので、『紫外線に強い』『雨風に強い』『汚れに強い』『美観が長持ちする』など、多くの特徴を持っています。

    中には『遮熱』『防音』など特殊な効果をもっているハイブリッド塗料も発売されるようになりました。

     

    そのため耐久性などの機能面においては塗料の中でも最高品質で、次世代の機能性塗料としてさまざまなハイブリッド塗料が開発されています。

    コスト面においてはどうしても他の塗料よりも高くなりますが、低コストの製品も開発されています。

     

    住宅を守るという観点において、かなり価値の高い塗料だといえるでしょう。

     

    塗装の時期が分からなければ住宅総合調査協会に調査依頼を

    「塗装の時期が分からない…」

    外壁や屋根の塗替えは必要だと感じていても、なかなかその時期を判断することができないという方が少なくありません。

    外壁や屋根の塗替えについては、ぜひ住宅総合調査協会にご相談ください。

     

    私たちはお客様のことを第一に考えて、現場調査を行っています。

     

    住宅総合調査協会は無料で現場調査を行っており、年間で1000件を超える実績を持っています。

    修理や補修の必要に応じて当協会の基準を満たす会員施工会社をご紹介しております。

    外壁や屋根の施工に強い協会会員会社ですので、一貫してお任せ頂くことが可能です。

     

    一般的なリフォーム業者ではありませんから、無理やり施工の契約を迫るようなことはありません。

     

    あくまでお客様第一に考えていますのでご安心ください。

     

    住宅総合調査協会と似たような名前で同じ内容の活動をしているけれど、中には悪質な業者もいますのでご注意下さい!

    そのような業者は当協会とはまったく関わりがありません。

     

    ぜひご安心頂いて「住宅総合調査協会」にご相談ください!

     

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