火災保険詐欺に騙されないための対策法と正当な業者の特徴を解説
目次
現在、火災保険の保険金詐欺が流行っていることで、正当なやり方で住宅修繕サービスを提供していても、お客様から「火災保険を悪用した詐欺業者では?」と、疑われてしまうことがあります。
過去には、火災保険詐欺について、トラブルの事例や具体的な詐欺の手口についてご紹介しました。
世の中にあるすべての業者が詐欺を行っているわけではありません。法律を守り、お客様から信頼と実績を積み重ねている正当な業者はたくさんあります。
しかし、どうすれば火災保険詐欺に騙されることなく、正当な手段で住宅修繕サービスを提供する会社を見分けることができるのでしょうか。
今回は、火災保険詐欺に引っかからないための対策法と、正当に火災保険を活用した住宅修繕サービスの特徴について解説していきます。
火災保険詐欺に引っかからないための対策法
どのような点に気を付ければ、火災保険詐欺に騙されないのでしょうか。
まずは、火災保険詐欺に引っかからないための対策法についてご説明します。
【対策1】事前に手数料やキャンセル料がかかるのかを確認する
ある日、火災保険の住宅診断業者に家屋の破損部分に関する画像を提示され、「これだけ破損していれば、住宅修理が必要です。火災保険を利用すれば、自己負担なく修理できますよ。保険金の申請を行いませんか?」と、説明を受けます。
その言葉を信じて多くの方が火災保険の申し込みを行います。
後日、他の住宅診断業者に相談すると、「特に壊れてませんし、修理の必要はないですよ。」と説明を受けたため、「火災保険の申請をキャンセルしたいです。」と伝えると、多額の手数料やキャンセル料を請求されてしまった方がいらっしゃいました。
火災保険の申請サポートや修繕工事をお願いする際は、事前に手数料やキャンセル料がかかることがないか確認しましょう。「状況によっては、かかることがある。」などのあいあまいな伝え方をしてくる業者を信じてはいけません。
また、かかることがある場合は、どのような場合に費用がいくら発生するのか確認して、正当な内容でなければその場でお断りましょう。
【対策2】保険金がもらえなかった際の対応を確認する
保険会社へ保険金を申請したからといって必ず保険金が受け取れるわけではありません。外壁や屋根に損傷が確認できても経年劣化によるものと保険会社が判断した場合は、損害補償は受けられません。
そのため、万が一、保険金がもらえなかった場合、どのような対応をとるのか、確認しておきましょう。修繕工事を強行したり、保険金手続きの申請費用としてお金を請求されたりすることがないように警戒しておくことが大切です。
【対策3】自己負担が発生しないか確認する
火災保険の詐欺業者では、勧誘の際に「自己負担なしで住宅修繕ができます!」という言葉で契約を急がせます。どれだけ業者が魅力的な言葉を投げかけてきても、安易に契約してはいけません。
なぜなら、保険金を上回る高額な修繕工事費用を請求してくる可能性があるからです。そのため、瑕疵あ保険詐欺に引っかからないためにも「絶対に自己負担が発生することはありませんか?例外あがあれば教えてください。」と確認しましょう。
【対策4】自然災害で損傷し、修理の必要があるのか確認する
住宅の損傷個所が写った写真を提示されたからと言って、すぐに信用してはいけません。なぜなら、火災保険詐欺を行うため、まったく別の家屋の写真を提示されている可能性があるからです。
そのため、保険会社へ保険金を申請する際は、「本当に住宅が自然災害で損傷しているのか、確認させてください。修理の必要があるのか判断したいです。」と伝えましょう。
【対策5】見積書・契約書の控えがあるか確認する
保険申請から、工事完了まで申込書・申請書類・見積書・契約書などのあらゆる書類を取り交わしますが、書類の控えがもらえるか確認しましょう。書類が手元にあれば、気になることはすぐに確認できますし、万が一、見積内容や契約内容と違う工事をされてしまったり、高額な請求をされたときの証明になります。
控えや書類のコピーは工事が完了するまで大切に保険しておきましょう。
【対策6】工事代金の支払いは、工事前か工事後か確認する
住宅診断業者が「工事前に全額の工事代金の支払いをお願いしたい。」と言ってきた場合、あなたを騙そうとしている可能性があります。工事代金を工事前に支払うと、最悪の場合、お金を持ち逃げされることがあるのです。
一般的に、家屋の修繕工事は工事代金を工事完了後に全額支払います。そのため、工事代金の支払いは、工事後で問題ないか確認しましょう。
火災保険を活用した正当な住宅修繕サービスの特徴
当協会では、火災保険を活用した住宅修繕サービスを提供する際、安心してサービスを受けられるように、以下の取り組みを行っております。
次に、お客様のために当協会で心がけていることを正当な住宅修繕サービスの特徴としてご紹介します。
【特徴1】書面でサービス内容を確認してもらう
火災保険を申請するには住宅の状態を調査する必要があります。そのため、ほとんどの業者では申請前に現場調査を行います。この現場調査のお申込み時には、必ず書面でサービス内容を確認してもらい、控えをお渡ししています。書面があれば、後に確認することもできますし、何かあったときの証明にもなります。
【特徴2】認定されなければ、無料キャンセルができる
保険会社が保険金の支払いを認定してくれなかった場合は、その場で修繕工事を無料キャンセルできます。そのため、許可なく修繕工事が強硬されることは絶対にありません。
また、火災保険の認定額が工事見積より低かった場合は、工事内容を変更して再度ご提案させていただきます。そのため、認定額にあわせて修繕工事を進められます。
悪徳業者はできるだけ高額の工事になるようにするため、不足分を自己負担させたりすることがあるのでご注意ください。
【特徴3】自己負担で工事を行うことはない
経年劣化による家屋の老朽化では、保険金を使っての修繕工事はできません。そのため、火災保険詐欺の手口として、家屋の修繕費用を自己負担するように要求してくることがあります。当社では、自己負担で修繕工事を行うことを原則お断りさせていただいております。
そのため、保険金では支払えない高額な工事費用を心配する必要はありません。
【特徴4】保険の申請サポートは、自然災害だと判断した場合に限定している
当協会で火災保険の申請を行う際は、住宅調査のプロが自然災害での損傷か見極め、自然災害であると判断した場合のみ保険の申請サポートを行います。そのため、保険金の不正請求に繋がることは絶対にありません。
【特徴5】書面の控えを必ずお渡しする
住宅診断サービスや現場調査報告書、見積書、契約書などの書面でご確認いただくものはすべてお控えをお客様にお渡ししているので、双方で共通の認識ができます。
契約書に記載以外の追加工事や高額請求などは書面の控えをもっていることで後に確認でき、証明することが出来るので完全に工事が完了するまでは大切に保管していただいております。
【特徴6】工事完了後に工事代金の全額をお支払い
住宅業界で働いていると、「工事代金を支払ったのに、工事が始まらない。」というトラブルを耳にすることがあります。こういった悪徳業者の行為によって、お客様の中には「火災保険詐欺に引っかかるのでは?」と心配される方もいます。
当協会では、お客様の不利益にならない有益な方法として、会員施工会社のすべてが工事完了後に工事代金をお支払いいただくという方法をとっています。
施工会社が実施した修繕工事に問題がないか当協会で調査し、問題がないことを確認してからお客様に工事費用をお支払いいただくようになっているため、火災保険詐欺につながることは絶対にありません。
火災保険に関してなんでも相談してください!
火災保険詐欺が流行っているからといって、すべての業者が悪徳業者というわけではありません。当協会のように実績を重ねながら年間1000件以上もの住宅調査を行っている業者もあります。
当協会では、お客様相談ダイアルもご用意しておりますので、保険金の申請手続きについて不安になったり、契約内容について知りたいことがあったりした場合は、お電話いただければすぐに対応できます。
火災保険の申請でお困りのことがあれば、すべてサポートいたしますので、なんでもご相談ください。
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